スターバックス 「ピンチは、チャンス!」 |
||
| 2008/4/2 もうご存知の方も多いと思うのですが、 今年2月26日の夕方5時半から9時までの約3時間、 全米にある7,000店舗以上のスターバックスが一斉に店を閉め、 店内で従業員の再トレーニングが行われました。 「コーヒーの味が落ちた」という顧客の批判が高まる中、 一斉に全店を閉めて、13万5千人に及ぶ従業員に対して、 エスプレッソの入れ方についての再教育が行われたそうです。 さて、このトレーニングによって、 スターバックスが失ったものは、何でしょうか? 7,000店舗の3時間分の売上と 13万5千人の3時間分の人件費。 では、その逆に、このトレーニングによって、 スターバックスが得たものは、何でしょうか? スターバックスは、品質維持にこだわっているという「信頼の回復」。 そして、もう一つ。 コーヒーの味が、よくなることを、 多くのメディアを通じて報じてもらえた「広告効果」。 短期レベルの売上(3時間分の売上)は失うけれど、 店を閉めて従業員の再教育を行い、 コーヒーの品質を高めれば、長期レベルで大きな売上の回復を見込める。 さらに、同じトレーニングを行うなら、一斉に全店を閉めて行ったほうが 世間の注目を集められるし、そのほうが、メディアにも取り上げられ、 結果的にタダで「おいしさの回復」をアピールできる。 というパブリシティ効果を狙ったわけです。 いま、日本では、「ペプシ ネックス」のCMで、 様々なタレントが登場して、 「おいしいところがいい、ペプシ ネックス」と言葉で訴えていますが、 同じ「おいしさ」を訴求するなら、 スターバックスがとった「行動で訴える戦略」のほうが、 はるかに効果的だと私は思います。 ちなみに、日本のスターバックスでも、 現在、再トレーニングが実施されていて、 こちらでは、各店舗ごとに順次、 開店時間中にトレーニングが行われるそうです。 エスプレッソの入れ方を教育できるトレーナーの数が、 日本には、まだまだ足りないということなのでしょうか? ブランド戦略コラム INDEX POWERED BYまぐまぐ ブランディング・コーチ 矢沢大輔 |
||
©2002-2005 ブランド戦略(ブランディング)とSEM |
||