阪神タイガース「星野監督」のブランド戦略12003/7/31今回は18年ぶりの優勝に向け快進撃を続ける阪神タイガースを題材に、 ブランド戦略の重要性を語ってみたいと思います。 どうして今年の阪神はこんなに強いのか? その第一の理由は、なんといっても選手層が厚くなったことです。 昨年から今シーズンの開幕までに、23人もの選手が解雇されました。 そして広島からはFA権を取得した金本を獲得。 メジャーからは伊良部を、さらに日本ハムとのトレードで、下柳をはじめ3人の選手を獲得しました。 新規加入の選手が揃って大活躍。 もともと阪神にいた選手も、ウカウカしてると今シーズン限りで俺のクビも飛ぶカモ、 という危機感が芽生えたのか、飛躍的に成績を伸ばしています。 阪神が行ったこの大リストラの光景は、何かに似ています。 そうです。 V字回復する前の日産のリストラです。 日産の再生にあたって、最も困難を極めたのは、「危機感の欠乏であった」と、 カルロス・ゴーンさんもその著書で語っていますが、まさに阪神再生の状況とそっくりです。 さて、ここからが本題です。 阪神の戦力が大幅にアップしたのは事実ですが、 それでもなお、シーズン開幕前に、阪神優勝を予想した野球解説者はいませんでした。 戦力面を単純に比較すれば、まだまだ巨人のほうが上手だと、大方の解説者は予測したわけです。 でも、結果は阪神のブッちぎりです。 なぜ、こんなことが起こったのでしょうか? 「阪神には、10人目のプレイヤーがいる」と、他チームの監督はよく口にします。 あの熱狂的な阪神ファンのことです。 お客さんがお金を払ってまで、これだけ熱心に応援してくれるわけですから、 ビジネスとして、これほどアリガタイ話はないでしょう。 しかし、ここにひとつの疑問が浮かびます。 昨年と比べて、選手の顔ぶれがガラリと変わっただけでなく、 コーチングスタッフとして広島出身の達川や巨人出身の西本が新たに招かれ、 ベンチ入りしている顔ぶれを見渡せば、阪神的な要素がかなり薄らいでしまったのも事実です。 なにより星野監督自身が、中日生え抜きの選手であり、監督でもあったわけです。 阪神ファンの心情からすれば、いくら強くなったとはいえ、心の片隅で違和感を感じていたり、 ブランディング・コーチ 矢沢大輔 |
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