「プレミアムマック」のプレミアムって?

2003/5/30

同僚と私の会話


「このまえ、日経ビジネスに、マクドナルドのプレミアムマックには、
普通のハンバーガーと違う部位の肉を使っていて、かじると肉汁があふれる!って書いてあったんだよ。
で、それは旨そうだと思って、さっそく買ってみたんだけど、かじっても、ぜんぜん肉汁が出てこない。
でね、おかしいなと思って紙袋に書いてあったお客様相談室に電話してみると、
プレミアムマックの肉は、普通のハンバーガーと同じ部位の肉を使っていますって言うんだよね。
じゃあ、何がプレミアムなの?と聞くと、肉の量が普通のハンバーガーの約2倍で、
あとパンの厚さとソースが違います・・・だって。
それじゃあチーズバーガーを2個買ったほうが、だんぜん安くてボリュームもあるわけじゃない。
ソースが違うといっても、あのソースって、
フィレオフィッシュのタルタルソースの味とほとんど変わらないし・・・」

同僚
「日経ビジネスの記事は、結局、間違ってたってこと?」


「いやー、それがよくわかんないんだよね。
雑誌にはマクドナルドのマーケティング部長の発言として掲載されていたんだけど、
お客様相談室では、いや、そんなことはありません、同じ部位の肉を使ってます、
たぶん、取材された方がかってにそう解釈されて書かれたんじゃないでしょうかって言うんだよね」

同僚
「マクドナルドって、最近おかしいですよね。
僕も、このまえ子供とマクドナルドに行ったんですけど、
いま、注文を聞いてから砂時計をひっくりかえして、
60秒以内にすべての商品をお出しするっていうサービスをやってるじゃないですか。
でね、注文を聞いてからの、あわて方が凄いんですよ。
一刻を争うかのようにあちこち走り回って、
最後は滑り込みセーフって感じで、レジまで戻ってきたんですけど、
勢いがつきすぎて、容器からポテトが数本バサーッと飛び出しちゃって・・・
でも、そのまま手渡すんですよね。
こっちは、別に70秒かかってもいいから、ちゃんと出してくれよって思ってるのに・・・」


「誰も60秒で出してくれなんて頼んでないのに、
かってに60秒以内に出すぞって決めて、それがサービスだと勘違いしているんだよね。
マクドナルドの考えている価値って、
価格とか、ボリュームとか、時間とか、どうして数字で表せるものばかり目がいっちゃうのかなぁ」

同僚
「僕らが求めているのは、マニュアルや数字では表せない、おいしさなのにね」


「アジ〜なことやる〜、マク〜ドナルド〜って、昔は歌ってたのにねぇ」

同僚
「でも、日経のブランドランキングでは、相変わらずマクドナルドは
上位にランクされていますよね」


「なんでも、数字で表そうというところに、そもそも、無理があるんじゃないの・・・あ、でも俺も言ってるか。
ブランドの価値は、驚きの数に比例するって・・・失礼いたしました」

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ブランディング・コーチ 矢沢大輔
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