ソニーVAIOのブランド戦略

2003/4/26

4月5日の朝日新聞の別冊版に、ソニーVAIOのネーミングの意味を紹介する記事が出ていました。
これぞ、ネーミングのお手本ともいえるハイレベルな内容で、
すでに記事をお読みになってご存知の方もいらっしゃると思うのですが、
ここに私なりの解説を加え、あらためて紹介させていただきます。

記事を読むまで、私自身、バイオの意味は、 バイオテクノロジーの「バイオ」にひっかけたネーミングで、
コンピューターでありながら「生命」感を感じさせるところがソニーらしいな、
くらいのとらえ方をしていました。

ところが、VAIOには、その「BIO」の意味に加えて、
「VIOLET」(すみれ色)の意味もこめられていたとは、
私自身バイオユーザーでありながら、気づきませんでした。
バイオの本体は、紫色がキーカラーになっていて、
それが他社のコンピューターとの違いを表す アイデンティティになっているわけですが、
まさかその紫色がVAIOのネーミングから派生したものだったとは
・・・ まったくもって、一本やられた!って感じです。

さらに極めつけは、VAIOの四文字は、なんと、
Video(映像)
Audio(音声)
Integrated(統合した)
Operation(操作)の頭文字だったんですね。
ソニーといえば、ハンディカムにウォークマン。
「バイオは、その映像と音楽の楽しみを広げるためのツールである」という商品特性を明確に打ち出し、
他のコンピューターとの差別化を図ったソニーの狙いが、VAIOの四文字に刻み込まれていたわけです。

驚きは、これで終わりません。
VAIOのロゴデザインにも、ちゃんと意味があって、
VAの部分の曲線は、音の波(アナログ)を表し、IOの部分はデジタル信号の「1と0」を表していたのです。


「VAIOには、どういう意味があるんですか?」と誰かに聞かれたら、
ソニーの関係者は、待ってました!とばかりにその四文字に込められた意味合いを次々に披露し、
人々を驚かすことができるわけです。

商品のユニークさにびっくり!
そしてネーミングの意味を聞いてまたびっくり!
ソニーは、ほんと、世界一のエンターテインメントブランドです。

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ブランディング・コーチ 矢沢大輔
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