日産の目に見えない(?)デザイン戦略1

2002/12/12

10月にJIDA(日本インダストリアルデザイン協会)の主催する講演会で、
日産のカルロス・ゴーン社長がデザインについて基調講演を行うというので、参加してきました。

ゴーんさんは、やっぱりすごい人ですねぇ。
お得意のマネージメントの話ではなく、デザインの話をさせても、問題の核心をついていて、
論理的かつ奥が深い。

あまりにタメになる内容だったので、このメルマガでご紹介しようと思っていたのですが、
なんと、なんと、私がもたもたしている間に、週刊誌などのメディアで先に報じられてしまいました。
(2ヶ月も、もたもたしてれば、そりゃ先を越されるわな!)

メディアと同じことをいまさら語っても新鮮味がないよなぁ、
と思い悩みながら会社の資料室で雑誌SPA!(12/3号)を眺めていると、
日産のデザイン本部長の中村史郎さん(日産のコマーシャルに出てくる、あのジェスチャーを交えながら、
熱く車を語る、細身で髭をはやしたメガネの人)のインタビュー記事を発見。
これはネタに使えるかも、と思える箇所を見つけたので、ここに抜粋させていただきます。

・・・大事なのは、デザイン全体の戦略です。
日産は、メルセデスやBMWのように、デザインを揃えることはしません。
しかし、目に見えない一貫性を持たせたい。
形は違うけど、どれも日産のデザインらしいな、と思っていただきたい。
つまり、料理は違ってもシェフはひとりだと感じていただきたいんです。

中村さんは、「目に見えない一貫性を持たせたい」と言っていますが、
実は、最近の日産の車には、目に見えるところで一貫性を持たせている部分があります。

それはどこだか、皆さん、わかりますか?
こんど街を歩いていて、新しい日産の車を見かけたら、ぜひ、車の背後に周って、
車種名をよ〜く確認してください。

「FAIRLADY Z」「MARCH」「SKYLINE」「PRIMERA」・・・
できれば、同じ場所に日産の車が2台(異なる車種)あれば、比較できて気づきやすいと思うのですが、
車種の英文字をじ〜っと見つめていると、ある共通点が浮かび上がってくるはずです。

読書の皆さんの、せっかくのお楽しみを奪うのもなんなので、
ここはあえて答えを公表しないことにします。(意地悪?)
もし、その答えを発見できたら、「料理は違ってもシェフはひとりだと感じていただきたい」
という中村さんの言葉の真意が、より深く理解いただけるはずです。
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ブランディング・コーチ 矢沢大輔
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