ブランド「モーションエレメント」の驚き2002/10/2今回は、私がこの夏体験したバーゲンでの驚きをご紹介します。 JUNが出している「モーションエレメント」というアパレルブランドをご存知でしょうか? 近未来のオフィスで働くモバイル世代のビジネスマンを想定してつくられたブランドで、 スーツにはコンピューターの電磁波を防ぐ素材が使われ、 パンツには携帯電話用のポケットがついていたりします。 今年から新宿の百貨店でも買えるようになって、そのバーゲンに行ったのですが、 そこで驚くべき体験をしてしまったのです。 買い求めたスーツとシャツを包装してもらっている間に、店内を何気なく見渡していると、 気になる靴が見つかりました。 店員さんに自分のサイズを告げて、探してもらったのですが、残念ながら売り切れでした。 バーゲンですから、サイズがなければ、もうあきらめるしかありません。 ところが、ところが、店員さんは私にこう言ったのです。 「いまコンピューターで調べたら、丸の内のお店に一足在庫がありました。 よろしければ取り寄せましょうか?」 えぇぇぇ、バーゲンなのに、取り寄せてくれるの? 利益率の低いお客に対して、そんな過剰なサービスをしていいの? 私はその感激から、逆に恐縮してしまい、「いや、いや、私が丸の内のお店に取りに行きます。 会社が銀座なので、丸の内なら帰りに寄れば近いので」。 その2日後、私は丸の内のお店で、お目当ての靴を4割引で手に入れたのでした。 さらにさらに、そのお店で、私はまたもや好みのシャツを見つけてしまいました。 でも、そのシャツのサイズはM。私のサイズはL。 残念そうな私を見て、店員さんは、こう言いました。 「そのシャツ、お似合いですね。 Lサイズの在庫がないか調べてみますね・・・あ、名古屋にありますね。お取り寄せしましょうか?」。 「じゃあ、お願いします」。 「こちらに到着次第、ご自宅にお送りすることもできますが、どういたしましょう?」。 「配送料は?」。 「500円かかりますが・・・」。 「送ってください」。 さて、ここからがポイントです。 バーゲンでこのような手厚いサービスを受けて感激した私は、その後どんな行動をとったでしょうか? その後の行動1 バーゲンなのに、こんなに親切にしてもらっては、あまりに申し訳ない。 何かお返ししなくてはと思い、セール除外品のベルトを一本、定価で購入。(利益率アップ) その後の行動2 「バーゲンでの取り寄せ」初体験に、沈黙を守れず、 10人以上の人にその初体験の模様を語り聞かせた。(口コミ効果) その後の行動3 それでもまだ語り足らず、とうとう、こうして文章にまとめ、 800人以上のメルマガ読者に配信してしまった。(パブリシティ効果) 私はプロの広告屋です。 これまで、けっしてタダで広告を引き受けたりしたことはありません。 にもかかわらず、モーションエレメントについて、こんなにも無料で宣伝してしまいました。 「顧客満足」を向上させれば、口コミで評判が広まり、 広告費を縮小できるという説は、どうやら真実のようです。 ブランド戦略コラム INDEX POWERED BYまぐまぐ ブランディング・コーチ 矢沢大輔 |
©2002-2005 ブランド戦略(ブランディング)とSEM |